【解答例ポイント】キャリアコンサルタント実技論述試験対策、過去問攻略法!

キャリコンサルタント試験【実技】対策ヒント集

国家資格キャリアコンサルタント実技試験は、論述と面接ロールプレイングで評価されます。配点は論述が50点満点、面接ロープレが100点満点。合格点は合計90点以上となります。

試験実施団体で「問題内容」は異なりますが、まずは本質的には重なる部分も多いのでそのあたりを中心に説明していきます。

多田塾キャリアコンサルタント試験対策講座で約7年、2000人以上の指導をおこなってきましたが、毎回試験終了後にたくさんの方に「再現答案」のご協力をお願いしてきました。

キャリコン論述試験対策や過去問から見えてくる攻略法、解答例ポイント、採点者心理も踏まえて最低限しなければいけないことや、高得点を取るためのコツについて書いてみます。

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2つの試験実施団体で論述内容の違い

国家資格キャリコン論述試験は、キャリアコンサルティング協議会(キャリ協会)と日本キャリア開発協会(JCDA)2団体で内容に違いはありますが、難易度レベルは変わりはないかなと。

ただ、第3回、4回あたりで形式が確立されてからは、ややキャリ協会のほうが易しいと感じています。

内容というよりは、解答量ですね。

キャリ協会のほうが解答量が少ないので余裕をもって解答作成ができます。

キャリ協会は全部で15行。JCDAは全部で20行

※ 第11回受験実施時

どちらの受験団体で受験しようか悩んでいる方はこちらの記事で。

解答量の違いについて思うこと

キャリ協会、JCDA両団体でトータル解答行数15行と20行だと5行の差があります。

解答用紙1行あたり埋めるのに2分くらいかかるとして、約10分間くらい負担がJCDA受験の場合はかかります。

個人的には、両試験団体の誤差は2行以内におさめるべきだと思いますね。

キャリコン論述試験の平均点や得点幅は

平均点は、両団体とも33点~35点くらいになることが多いです。

暗記していないと書けないという試験ではないし、深い理解も必要ないので、難易度は易しいと感じています。

受験生の得点幅は、TADAJUKUのサンプルからになりますが、25点~45点くらいですね。

過去私が知っている最高得点は48点です!

実技試験は「論述+面接」の合計90点以上で合格となるので、論述で40点以上確保できると面接は気持ち的にラクになりますね。

キャリコン論述試験解答作成時の注意点は

まずは指定されている解答行数の意味を考えてみる

解答用紙の行数はあんまり意味ないと考えている人は多いけど、作問者側は逆算思考で問題をつくります。

そもそもこれくらいの解答をして欲しいってあるんですよね。

私も専門学校講師としてヤマほど問題を作ってきたときに、常に解答をイメージしていました。

仮に5行指定されているということは、当たり前ですが5行で解答してねってことです。通常は5行にあわせて解答を作成することになります。

もしあなたが3行しか解答しないのであれば、何か足りないってことです。それだけで点数を落としてしまいます。

1行あたりの書く文字数は

通常A4用紙ワードで解答を作成するときには、1行あたりに書く文字数標準は40文字程度です。

もちろん、ワード形式によって違いますが。

なので、受験としても1行に40文字程度は書きましょう。私は50文字程度を推奨してます。

読みやすくするために、ひらがな小さめ、漢字は大きめで。

キャリコン実技論述試験で35点以上を死守するための対策、勉強法

過去問を使って、設問に対する型を決めておく

キャリコン論述試験は、設問が変わりません。なので、設問に対してどう答えるのか。的確に答えるためのフレームみたいなものを用意しておいて、あとは逐語内容を当てはめていくような感じで解答作成するのがいいですね。

たとえば、キャリアコンサルタントみたクライエントの問題点を答える時には、「根拠(どこからそう思ったのか)+問題点指摘」というフレームで解答作成する感じです。

「◯◯◯」という発言から、自己理解が不足している

「◯◯◯」という点から、中長期的視点がやや欠けている など

根拠づけをしっかりと書けていると点数はアップしやすいです。その根拠が弱かったり、逐語内容に即していないと感じると点数は伸びにくいです。

キーワードやフレーズを盛り込む

採点する側になったらわかるのですが、キーワードをしっかり使って書いていないと点数をつけにくいんですよね。なので、練習時から使うキーワードやフレーズをしっかりと準備してそれを回答に反映させるようにしましょう!

私は過去公認会計士講座で、受験生の論述試験を数万枚採点してきましたが、キーワード、専門用語を使って解答できていないと、点数をあげにくいんですよね。

そもそも、数名の講師で採点をするときには「採点基準」をつくります。

キャリアコンサルタント論述試験がどういう風に採点されているかわかりませんが、もし複数人で採点しているのであれば、こういう内容(キーワード、フレーズ)には5点とか、採点者同士でブレがでないように細かく採点基準をつくって共有する可能性が高いです。

こういった背景があるからこそ、キーワードを大事にしなければいけないということです。

採点基準に従って採点しても、100点満点の試験だとおおよそA講師とB講師とは平均点で5点位の差がでるんですよね。このあたりは採点甘めの人に当たることを願うしかありません。

設問ごとのつながりを意識した解答を!

高得点を目指すなら、各設問ごとの自分の回答について、統一感、つながりを意識すべき。各設問は別個独立ではなくて、連動しています。全体としてどうキャリアコンサルタントして支援を考えているのかがわかるような回答を作成できれば高得点をとれます!

たとえば「CCからみたCLの問題点として自己効力感が低い」と解答したとします。

であれば、具体的方策(今後の対応)について、自己効力感をあげるためにどんな支援をやっていきたいのかを書く必要があります。

各設問間のつながりも意識して練習をしていきましょう!

論述試験対策は絶対に書く練習を疎かにしないこと

いろいろ書いてきましたが、論述試験対策で何より大事なことは「時間をはかって書く」ということです。

少なくても、過去問3回ぶんを2回ずつですね。

2回めは必ず5分間時間を短縮して、きっちりと時間内に書き上げる訓練をしましょう。

本番できれいに書かなければいけないと気負いすぎると、いつもより時間がかかってしまいます。

時間切れが一番最悪です。

とにかく「時間をはかって書く」ことを6回はやりましょう!

【解答例ポイント】2つの実施団体実技論述試験対策、過去問攻略法

キャリアコンサルティング協議会(CCC)の論述試験対策

まずは、キャリアコンサルティング協議会の論述試験対策について、解答例ポイントを書いておきますね。

【CCC論述解答例ポイント】

設問1:空欄Aのすぐ直前のCLの発言を伝え返す。感情ワード、CLの状況、考えを端的に要約すること

設問2:CC視点でのCLの問題点を指摘する場合は、おおよそ次の観点を意識する

  • 自己理解不足
  • 仕事理解不足
  • 情報収集不足
  • コミュニケーション不足
  • 中長期的な視野の不足
  • 自己効力感の低下
  • 思い込み など

設問3:逐語録からCLの最も訴えたいこと(CLの問題点)と、設問2で述べたCC視点でのCLの問題点の指摘をふまえて、今後どのような関わりをしていきたいか。具体的な方策を解答する。

  • ジョブカードを使って棚卸しする
  • 労働市場、雇用情勢、求人情報など、就職(転職)活動をおこなううえで必要な情報を一緒に集める
  • ライフキャリアシート、ライフプランニングシートなどを使って経済面も含め、中長期的な視点に立って考えてもらう など

さらに「過去問第9回」を参考にしながら、論述の書き方について詳細に解説しましたので、ご確認くださいね。

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日本キャリア開発協会(JCDA)の論述試験対策

次に、JCDAの論述試験対策について、過去問第9回を参考にしながら解答例ポイントを書いておきますね。

【JCDA論述解答例ポイント】

設問1:指定されたキーワードを使いながら、ふさわしい対応とふさわしくない対応を比べてその違いを述べる。JCDAは「経験」「自己探索」「自己概念の成長」を大事にしており、押し付け、問題解決を急ぐことを嫌います。このあたりの基本的理解を前提に解答作成できるように!

ちなみに過去に指定されたキーワード出題ベスト3は下記のとおり。

第1位:経験、自己探索(6回)

第2位:問題解決、ものの見方(ともに4回)

第3位:自己概念、価値観、主訴、共感、背景(ともに3回)

※ 全部のキーワードを掲載することは控えておきます(第12回まで累計)

設問2:逐語記録でCCの対応がふさわしいかふさわしくないかを理由とともに端的に述べる。こちらも、押し付け、決めつけ、問題解決、自己探索、経験の再現、意味の出現あたりがキーワードになってきます。

設問3:キャリ協会と同じですね。CC視点でのCLの問題点を指摘する場合は、おおよそ次の観点を意識する

  • 自己理解不足
  • 仕事理解不足
  • 情報収集不足
  • コミュニケーション不足
  • 中長期的な視野の不足
  • 自己効力感の低下
  • 思い込み など

設問4:今後具体的にどのようなやりとりで展開するかを解答。これも、キャリ協会と同じですが、具体的なやりとりと聞かれているので「会話形式」で答えるのも1つの方法になります。

さらに「過去問第9回」を参考にしながら、論述の書き方について詳細に解説しましたので、ご確認くださいね。

以上、国家資格キャリアコンサルタント実技論述試験対策、勉強法について解説してきました。実技試験は論述と面接であわせて90点以上になりますので、1点でも多く論述で稼げるようにしっかり準備をやっていきましょう。

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