褒めることはキャリコン試験で必要か?称賛スキルを学ぶ方法は?

キャリアコンサルタント、対人支援に役立つ小話

褒める、称賛することは相談業務においてどれくらい必要か?

また国家資格キャリコンサルタント試験においては、褒めることは必須なのか?

結論から言うと、褒めることはすごく重要なスキルの1つだということです。ただ、褒めるテクニックを無理やり使うと逆効果になることも少なくありません。

褒められて、なんか嘘くさいな、この人軽い人だなって思った経験はありませんか。

日本人は誉められることに慣れていない方も多いです。なので、褒めるタイミングやチョイスする言葉に気をつけたいですね。

私も決して得意ではないので、私なりに感じていることを書いてみます。

キャリコンサルタント試験においては、褒めることは必須なのか?

まずは、キャリコンサルタント試験において「褒める」技術は必須なのかどうか、これまでの私の指導経験から考えてみます。

さらりと褒めることは意外と難しい

相談業務のなかで、どれくらい褒めるのが一番効果が高いのでしょうか。けっっこう難しいですよね。

ロープレ練習でもすぐに褒める、称賛する人がいますが、普段から褒め慣れていて自然とさりげない言葉で対応できなければ逆効果になります。

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とくに試験という場において、サラリと相手が喜ぶ言葉をチョイスして投げかける。簡単なようで厄介ですね。だからといって不要というわけではなくて、日常からそういう練習をしておかないと試験本番だけでやろうと思ってもぎこちなくなりますね。

あえて称賛を意識しなくてよい

これまでキャリアコンサルタント試験対策講座で2000人以上指導してきましたが、称賛をサラッと自然な感じで取り入れることができる人は少ないです。

受容、共感は絶対必須になりますが、称賛はできるときにだけすればOKですね。

褒めることができなくても試験では普通に合格できますので。

ロープレで無理やり褒めなくてもよい

褒める能力=些細なことに気づくこと、感じること

褒めるというのは、ほんの些細なことで感じることができて、それをサッと伝えることができないといけません。

恥ずかしがっていたらダメなんですよね。

まずは褒められて嬉しいポイントを沢山知っておくことも重要です。

大袈裟になりすぎないように。嘘くさくならないように。

言葉だけがひとり歩きしないように

褒めるという表面上のスキルを学ぶ前に、まずは些細なことにしっかりと感動できる自分のこころの持ち方を見直すべきなんですよね。

自分のこころがちゃんと反応できないと言葉がひとり歩きしちゃうので。

素晴らしい、すごいなと思えることをたくさん増やせるように丁寧に過ごしていきましょう。

日常の生活で小さなことに感動して、それを表現できるように!

悩み相談にくる人の特徴は?

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相談者って神経過敏なひと、人の微妙な空気感を感じ取りやすい人が多いんですよね。だからこそ思い悩むことも多いわけで。そうなると、本音で褒めていないなってすぐにバレてしまう。言葉が浅いと思われれば、ラポール形成ができなくなります。普段から褒めることに慣れておかなければいけません。

悩みが多い人は空気をよむ天才?

これは結構重要です。

悩み相談にくる人というのは、かなりの割合で些細なことを気にします。繊細なんですよね。

なので、1つひとつの言葉や表情にも反応しやすいんです。

なので、キャリアコンサルタント側が気を使いすぎたり、嘘くさい対応をすると心を開いてくれません。

相談を受けるときは、常にオープンマインドで、自然体で臨むようにしましょう!

褒める技術を習得するための方法は?

褒める技術を身につけるためにはどうしたらいいのでしょうか。

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褒めることが得意な人がどのようなタイミングでどれくらいの割合で褒めているのか観察するのがいいですね。私も昔よりは褒めることができるようになってきました。心の底から褒めたいって思うことがあれば躊躇しないのですが、軽く思った程度のことでも伝えてあげたら喜ばれることも多いですね。

まずは、徹底的に真似ていきましょう!

あなたの周りに上手に褒めることができる人がいますよね。

それと、自分が褒められて嬉しかったときは、どんなタイミングでどんな言葉をかけてもらったのかも思い出しましょう。

心底褒めたいときだけ褒めるのでは上達しない

100:0で心底褒めたい内容でないと褒めないとなると褒める回数が少なくなってしまいます。

50:50で半分は素晴らしいな、すごいな、がんばっているな、かわいいな、かっこいいな、美味しいなと思えば、ためらわずに褒めていきましょう。

褒めることに慣れていないと、不自然になってしまいます。

回数をこなして「ちょっと大袈裟すぎたかな」「しらじらしかったかな」とか失敗を重ねるごとに、いい塩梅もわかってくるはずです。

ま、基本褒めることですごく気分を害することはそんなにないかと思いますので。

 

以上、褒めることはキャリコン試験で必要か?褒めるスキルを習得するためのヒントについて私の思っていることを書きました。参考にしてもらえれば。

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