【キャリアコンサルタント実技試験】過去出題された面接事例や内容【12ケース】

キャリコンサルタント試験【実技】対策ヒント集

国家資格キャリアコンサルタント実技面接試験で、過去にどのような事例内容が出題されたのかは気になりますよね。

熟練キャリコン技能検定2級では、面談事例内容があらかじめ決まっており、最新過去問事例については公開されていますが、国家資格キャリアコンサルタント試験では事例が公表されることはありません。

これまで国家資格キャリアコンサルタント試験実技面接対策を約7年、2000人以上を指導してきたなかで、キャリアコンサルタント面接試験受験後に数えきれないほどの事例報告をもらっています。

もちろん、今後同じ事例が出題される可能性は低いです。

ただ、「大まかな設定」がわかっていると、イメージはつきやすくなりますし、パターンによってどのような悩みにつながりやすいのか、どんな登場人物が出てきやすいのかなど、いわゆる「見立て力」を鍛えることはできます。

対人支援の経験が浅い方や、これまであまり人の悩みに興味がなかった人は、なかなかイメージがつきにくい場合があり、苦手な事例ケースと感じてしまうこともあります。

苦手な事例をなくしていくための対策については、下記を参考にしてくださいね!

【キャリアコンサルタント実技試験】過去出題された面接事例や内容

言うまでもなく、過去出題された事例は一例に過ぎません。これ以外にも事例相談は、無限に存在しています。

もちろん、環境、場面が似てくると同じようなことで悩むということは増えます。

だからといって、すべてが同じになることはありえませんし、わかったような気になってしまって対応することはもってのほかです。

なぜ過去に出題された事例を知ることに意味があるのか

わたしはこの問いについて、逆になぜそういった事例ケースをつくったのか。本番のロールプレイケースに選ばれたのかを考えてみたいのです。

かなりレアケースを取り上げてその対応能力を評価してもいいのですが、標準レベルでそれをする必要があるのでしょうか。

答えはNOですね。

「大まかな方向性」をレアなものにしなくても、中身でいくらでもカスタマイズできます。

ということは、ロールプレイケースとしては、誰しもが「あー、こういうことね」と納得できるものがいいのではと思うのです。

多くの受験生が、大きな方向性としてすぐにイメージできるような事例にしておくことで、受験生同士の有利不利もなくせるのかなと。

このあたり、私の考えすぎかも知れませんが、過去振り返っても「なにこの設定。あり得ない」といったケースはほぼありません。

では、過去に出題された「大まかな事例設定」を12ケースピックアップして見ていきます!

過去に出題された「大まかなロールプレイ事例設定」12ケース

  • 【ロールプレイケース1】仕事と介護の両立
  • 【ロールプレイケース2】女性活躍推進
  • 【ロールプレイケース3】仕事と子育ての両立
  • 【ロールプレイケース4】役職定年
  • 【ロールプレイケース5】部署異動
  • 【ロールプレイケース6】仕事が面白くない
  • 【ロールプレイケース7】仕事が向いていない
  • 【ロールプレイケース8】部下指導がうまくいかない
  • 【ロールプレイケース9】派遣から正社員打診
  • 【ロールプレイケース10】上司とあわない
  • 【ロールプレイケース11】正社員になりたい
  • 【ロールプレイケース12】転職(就職)活動がうまくいかない

【ロールプレイケース1】仕事と介護の両立

これからの時代大きな問題になってくる事例ですね。

仕事も続けたいけど、両親の介護もしてあげたい。どうすればいいのかわからずに相談にくるケースです。

仕事と介護の両立については、登場人物がかなり出てきます。しっかり登場人物を把握しながら、介護の緊急性も加味して進めるようにしてください!

【ロールプレイケース2】女性活躍推進

これも今どきの話題です。

社会的にも女性が活躍できる環境整備が望まれています。ようやく日本でも少しづつですが、意識が浸透してきたのではないでしょうか。

ただ、まだまだカタチだけの女性活躍プロジェクトであったり、抜擢された本人の自己効力感が低いケースも多いので、どこに問題があるのか寄り添って把握することを心がけていきましょう!

【ロールプレイケース3】仕事と子育ての両立

働く女性が増えて、仕事と子育ての両立をどうするか。

過去にバリバリ働いてきたけど制約ある働き方にとまどう女性、子供に寂しい思いをさせてしまっているのではないかと悩んでしまう女性、ご主人の協力が得られない女性など、仕事と子育ての両立でどんな悩みが多いのかをある程度知っておくことで、俯瞰的に対応しやすいというメリットがあります。

【ロールプレイケース4】役職定年

これも最近増えてきている事例ですね。

これまで役職のあった方が、ある年齢で役職もなくなり、お給料も下がってしまう。仕事のやりがいを感じられなくなったり、周りから必要とされていないと感じたり。

まったく新しいことにチャレンジしたほうがいいのかも含めて、これからどう仕事に向き合っていけばいいのか。気持ちに寄り添いながら理解することが必要になります。

【ロールプレイケース5】部署異動

これは組織人であればよくあるケースですね。

部署異動を打診された段階なのか、新しい部署にきたばかりなのかなど、まずは正しく状況を把握しましょう。

自分が望んでいる部署ではない。もしくは、自分から希望して部署異動したが思っている部署とまったく違っていたなど。

これまでやってきた職種から変わることになるので、どんな気持ちなのか。上司、人事からの説明などお聞きしながら進めてくださいね。

【ロールプレイケース6】仕事が面白くない

今の仕事に対して面白みを感じないというケースです。

いつから面白くないと感じているのか。何かキッカケがあったのかなどですね。多くのケースでは、何かしらキッカケがあったり原因があったりします。

そこをガッツリ理解することで、スムーズに展開することが可能です。

【ロールプレイケース7】仕事が向いていない

今の仕事が自分に向いていないと思うケースですね。

なぜ、向いていないと思っているのかをしっかり把握するようにしましょう。普段の仕事内容やどれくらいの経験があるのかなども聞きながら、向いていないと悩んでいることを理解してあげましょう。

認知の変化をかけるか、周りへ働きかけて環境を変えることができるのかなど、いま何をできるのかを一緒に考えていきましょう!

【ロールプレイケース8】部下指導がうまくいかない

いわゆる人間関係ネタですね。

初めての管理職、あるいは部署異動した先で部下指導がうまくいかないケースなど。

どちらにしても、具体的にどう上手くいかないのかを時間をかけて把握していきましょう。

クライエントさんが頑張ってきたこと、部下やチームへの想いもお聞きしながら進めてくださいね!

【ロールプレイケース9】派遣から正社員打診

派遣から正社員の打診があったけど迷っているケースです。

通常であれば嬉しい、ありがたいということを考えますが、何かしらの理由があって、正社員になることを躊躇しています。

そこをしっかり理解できるように。

よくあるケースは、小さなお子さんがいるケースで正社員の話は嬉しいけど、まだ子供が小さいので悩むというパターンです。

もちろんこれ以外のパターンも沢山あるので、決めつけずに対応してください。

【ロールプレイケース10】上司とあわない

いわゆる人間関係のパターンです。

上司と折り合いがあわない。生理的に嫌い。仕事の進め方が納得いかない。上司に評価してもらえないなど。

組織で働くうえでは、上司とうまく折り合いをつけられないとやはり働きづらいです。

どういった点で、上司とあわないのか。その理由を具体的に聞きだしながら、どんなやり取りがあったのか、そのときにどんな気持ちになっていたのかなど把握していきましょう!

【ロールプレイケース11】正社員になりたい

パート、派遣社員、契約社員で仕事をしてきたが、将来のことを考えると不安。

安定性、やりがい、お給料のことを考えると、正社員で働きたいけど、どうすれば正社員になれるのかという相談ですね。

これは、クライエントさんの経歴、スキル、年齢など把握しながら、雇用情勢、求人情報なども加味しながら、どういった方向性で話を進めるのか決めていきましょう。

【ロールプレイケース12】転職(就職)活動がうまくいかない

転職、就職活動がうまくいかない場合の相談です。

この場合、最終的にはどのような業界、職種で働きたいのか。具体的に、どのように活動していくのかなどサポートすることになりますが、単に仕事を紹介しればよいと考えるのではなくて、クライエントさんの自己理解、仕事理解に深く関われるような支援を心がけてくださいね!

ここまでの典型事例については、沢山の事例を出しながら、「見立て力、注意点、ポイント」など1事例につき30分くらいずつ動画教材として提供しています。

多田塾試験対策講座対人支援のプロ養成複合型研究施設Shien.Labでお渡ししておりますので、良ければご検討くださいね。

キャリアコンサルタント試験実技面接ロープレの徹底解説につきましては、下記記事をチェックしてくださいね!

 

以上、【キャリアコンサルタント実技試験】過去出題された面接事例や内容【12ケース】について、解説してきました。ぜひ、参考にしてくださいね。

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