【将来性】キャリアコンサルタントの仕事で食べていけるのか?【実情】

キャリアコンサルタント、対人支援に役立つ小話

キャリアコンサルタントが国家資格になって約3年が経過。

キャリアコンサルタント10万人計画で、今後もますます注目されていく資格であることは間違いないでしょう。

  • ただ、実際にキャリアコンサルタントの将来性はどうなのか?
  • 本当にキャリアコンサルタントして仕事で食べていけるのか?

私はこれまでにキャリコン試験対策講座で2000人以上の方とお会いし、合格後も交流を深めてきました。

その中で、実際のナマの声などもお伝えしながら、キャリアコンサルタントの将来性や仕事について見解を述べていきますね。

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【将来性】キャリアコンサルタントの仕事で食べていけるのか?【実情】

まず結論からお伝えすると、現時点ではキャリアコンサルタントの市場価値は決して高いとは言えません。

なぜなら、私の周りを見ていても、キャリアコンサルタント資格を保有したからといって就職、転職が有利になる事例が少ないからです。

ただ、悲観しないでくださいね。

国家資格になってからまだ月日が浅く認知度もまだまだこれからです。

キャリアコンサルタントとしての実際に評価が下されるのは5年、10年先のことではないでしょうか。

ちなみに、今現在キャリアコンサルタントが活躍している場所は以下のとおり。

  • 公的就職支援機関(ハローワーク、ジョブカフェ等):25.9%
  • 企業内(人事・労務・キャリア形成部門):21.3%
  • 大学等教育機関(キャリアセンター等):15.9%
  • 民間の就職支援機関(人材派遣会社等):15.4%

キャリアコンサルタントの仕事実情

上記に示したとおり、現段階では「公的就職支援機関」「企業内人事、労務部門」「大学」「人材派遣会社」の方が、キャリアコンサルタント資格を目指されるケースが多いです。

この中で、公的就職支援機関と大学キャリアセンターでお勤めする方達のナマの声を紹介していきますね。

公的就職支援機関の実情

メリット

ハローワーク、ジョブカフェ、マザーズ、生活貧困者、発達障害支援(リファー含む)など、個人的にはキャリアコンサルタントが関われる仕事は多い印象です。

年齢も50歳、60歳くらいでも採用されるので、対人支援をやりたい人にとっては、魅力的だと感じます。

あと、残業も基本なしなので、子育てや介護があるなど働く時間に制約がある人にとっては負担は少ないかなと。

  • 仕事の種類は多い
  • 年齢は高くても採用されている
  • 基本、残業はなし

デメリット

ただし、メリットばかりではありません。

公的就職支援機関で正規採用の枠が少ないのです。

ほとんどの方は1年契約での更新制。

更新時期(1月、2月)になってくると、本当に来年も継続更新はあるのだろうかと、不安になってきます。

国の予算との関係で採用枠が少ないと継続更新はされないこともありますので、雇用が不安定になるのはデメリットですね。

  • 正規採用枠が少ない
  • 1年ごとの更新制が多く、継続されない場合がある

大学キャリアセンターの実情

キャリアコンサルタント試験の受験者層は、40代、50代以降の方が多く、自分の経験値を大学生に伝えてあげたいという希望を持つ方がわりと多いかなと。

メリット

未来ある若い人たちの就職支援に関われるので、やりがいはとても感じやすいでしょう。

初めての就職活動でうまくいかない学生さんもいますよね。

そういった方に、寄り添いながら支援をすることで、就職が決まる瞬間に立ち会える。さらに感謝されるとなると「本当にこの資格を取ってよかったな」と感じることができます。

  • 初めての就職活動に立ち会える
  • 人生のターニングポイントになるかもしれない瞬間を共に過ごせる
  • 感謝もされやすいのでやりがいに繋がりやすい

デメリット

大学キャリアセンターも、公的機関と同じでキャリアコンサルタントとして正規社員での採用枠が少ないですね。

1年契約更新がほとんどです。

さらに、年齢的にも30代くらいまでの採用が多いようです。

50代、60代での採用となると、何かしら特別なアピールができないと難しいかもしれません。

  • 正規採用枠が少ない
  • 1年ごとの更新制が多く、継続されない場合がある
  • 高年齢の採用枠が厳しい

【私見】今後、将来性はどうなのか?現状の問題点

最初に書きましたが、国家資格になってからまだ3年です。

キャリアコンサルタントが将来的にどういった評価がされるのかについては、既に資格取得済の方がどんな活躍を続けられるのにかかっています。

当たり前ですが、稼げる人は稼げるし、稼げない人は稼げません。

弁護士でも会計士でも、どんな資格でも同じです。

ただ、現時点で私が問題だなと感じていることを2つ書いておきますね。

  1. 名称独占だけど、相談業務は誰でもできる
  2. 「専門性」が不明確

1)名称独占だけど、相談業務は誰でもできる

「キャリアコンサルタント」は名称独占なので、試験に合格+登録をしていない人は「キャリアコンサルタント」として名乗ることはできません。

ただ、相談業務は誰でも出来るわけです。

資格を持っていなくても、キャリアに関わる相談を引き受けることは可能ということです。

たとえば、「キャリアカウンセラー」「キャリアアドバイザー」という肩書で、キャリア相談に乗る人と区別がつかないんですね。

しかも、相談者さんからすれば、資格保有者なのか無資格者なのかの判断は、よほど相談スキルに差がないと区別がつきません。

となると、「キャリアコンサルタントの価値はどうなの?」となるわけです。

突破口はスキルアップ

将来性を高めるためには、現在の資格保有者全員が、スキルアップを図ること。

「さすが、キャリアコンサルタントは違うな」と思われるレベルになることが必須条件です。

理想論かもしれませんが、この5年、10年で活躍するキャリアコンサルタントの人数が増えると自ずと世間の評価は高まるはずですね。

キャリアの相談をする場合は、「キャリアコンサルタント」に相談したいと思われるような存在を目指すことが最重要事項になりますね!

2)「専門性」が不明確

さきほどの話しの続きになるのですが、キャリアコンサルタントが何の専門家なのか不明確なんですよね。

「キャリア」の専門家なんでは?と言いたいところですが、「キャリア」って何?となります。

例えば、私はキャリアコンサルタントですが、学生就活の専門家でもなければ、シングルマザーの専門家でもありません。

しいて言えば、独立起業というキャリアについて強い「キャリアコンサルタント」ということになります。

世間に必要とされるためには、もっと細分化されていく必要があります。

たとえば、お医者さんであれば、循環器科、内科、心臓血管外科、外科、小児外科、眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、皮膚科、形成外科、精神科、神経科、脳神経外科、麻酔科、婦人科、泌尿器科など、細かく分かれていますよね。

なので、キャリアコンサルタントも、たとえば下記のように専門分野ごとに細分化される必要があると考えています。

  • 学生専門キャリアコンサルタント
  • 転職支援専門キャリアコンサルタント
  • シングルマザー専門キャリアコンサルタント
  • セカンドキャリア専門キャリアコンサルタント など
将来的な価値を高めるためには、それぞれが専門分野で切磋琢磨して、スキルアップを図り貢献できる土壌をつくりあげることが必須!

 

以上、【将来性】キャリアコンサルタントの仕事で食べていけるのか?【実情】について、解説しました。ぜひ、参考にしてくださいね!

もし、難易度や勉強法について気になる方は、下記記事をご確認くださいね(TADAJUKU別サイトに飛びます)。

コメント

  1. […] 国家資格キャリアコンサルタントとは? 将来性、年収や試験概要、仕事… […]

  2. 仲澤清介 より:

    多田塾
    ご担当者様
    私、現在、就業中(再雇用)で62歳男性です。今までの社会人経験を活かして、就活生の支援をすべく、国家資格キャリアコンサルタントの資格を取りましたが、なかなか就職口が見つからずにおります。(派遣会社内での書類選考に通りません)

    「学生専門のキャリアコンサルタントは、年齢的にも30代くらいまでの採用が多いようです。50代、60代での採用となると、何かしら特別なアピールができないと難しいかもしれません。」
    との記述がありますが、この理由はどのような事が考えられますでしょうか。また特別なアピールとは例えばどのようなことが考えられるでしょうか。ご多用中、恐縮です。ご教示いただけば有難く存じます。以上

    • 多田健次 より:

      仲澤さま、キャリコンサルタント資格を活かして就職活動中とのことですね。就活支援、学生支援は、30代くらいまでの採用が多いとは聞いております。理由はいろいろ考えられますが世代ギャップがあるということが大きな理由かなと。

      ただ、まずは非正規から50代から未経験で学生支援に関われている人もいますので頑張ってくださいね。
      アピールについては、多種多様で豊富な経験がある、他のキャリアコンサルタントとは違った視点で関わることができるとかですかね。

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