これまでの記事の中で、非言語の重要性については何度もお伝えをしてきました。非言語については、もともと雰囲気がとても良くてかなり得な人もいますが、逆に非言語でいつも指ダメ出しをされる人います。
どんなことを気をつければ良いのかについては、下記記事も確認してみてくださいね。
今日は、非言語の中でも「丁寧すぎる」ことについて話をしてみようと思います。
過度に「しっかりやらなければいけない」「ちゃんと対応しなければいけない」「丁寧な言葉で対応しなければならない」と考えすぎてしまうことで、いつのまにか堅苦しい面談になってしまっているかもしれません。
もしくは、普段の業務の中で丁寧に接することを求められている職種の方、例えば、マナー講師、秘書業務、アナウンサー業務など、いつのまにか一切隙のないような対応になっている可能性があります。
「丁寧すぎる」対応について、どんな弊害があるのか、どんなふうに考えていけばいいのかについて解説をしていきます。
自分に隙がなく完璧な対応されると相手はリラックスできない
キャリアコンサルタント側が、あまりにも綺麗な言葉で一切隙がなく完璧に対応してしまうと、相談者はなかなかリラックスすることができません。
なぜなら、なんとなく「ちゃんと話をしなければならない」「わかりやすく伝えないといけない」と思ってしまうことで、肩に力が入ってしまう可能性が高くなるからです。
そもそも、相談者側は緊張されてる人も多いのです。
ケースにもよりますが、カウンセラーやキャリアコンサルタントは、先生と呼ばれることも少なくありません。
相談者からすれば「今日は、偉い先生に相談をする日だ」と、最初っから構えてしまっていることもあります。
あなた自身が自分では偉い立場ではないと考えていても、相談者側からすれば「先生」にちゃんと話をしなければいけないと思っている方もいるからです。
なので、あなた自身がまずはちょっとした隙見せてあげることも必要になるのです。
もしくは「リラックスして気楽に話してくださいね」とか、優しい言葉がけもしてあげましょう。
相手に合わせた空間づくりがプロの仕事
そもそもカウンセリングやキャリアコンサルティングは、相談者にスポットが当たるべきです。
まずは相談者にとって気持ちよく話してもらえるような、心地よい空間になっているかどうかを考えてくださいね。
自分のこれまで身につけてきた空気感やリズムを相手に押し付けないように気をつけましょう。
もちろん丁寧に傾聴をすることが大事です。
何でもそうですが過度になりすぎると、相手に負担がかかってしまいます。
もちろん私は、「そう、それが丁寧すぎるって事ですよ」とお伝えして、参加者全員で笑ったのを覚えています。
多田塾には、これまで2000人以上の方に面接対策講座に参加してもらいましたが、本当に色々なタイプの人がいます。
自分らしさを残しつつ相談者に気持ちよく話してもらえるように工夫を凝らしていくことは、自分一人ではなかなかできないことです。
試験対策だけではなくて、今後プロの対人支援者として活動していく上では、客観的に自分がどのような雰囲気作りが得意なのかどうか、どういった点が自分の弱点なのかどうかなどを把握することは大切になってくると思います。
多田塾では、試験対策だけではなくて、対人支援に少しでもお役に立つ話を、無料コンテンツと有料コンテンツで、これからもどんどんと発信していく予定です。
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