私はこれまでに2000人以上の合否を見てきましたが、キャリアコンサルタント面接ロープレ試験を軽々と突破する人には、ある程度共通の特徴があります。
ハッキリ言うと、実務でまったく対人支援の仕事をやっていないし、何の練習もしていないのに、圧倒的にうまい人もいます。
ま、大学受験、スポーツ、どんな世界にも最初から飛び抜けている人は存在しますね。
持っている雰囲気、聴く姿勢、声質、語りかけ方、わかりやすい質問など、どれをとっても敵いません。
ただ、こういった人たちは1~3%程度しかいないので、無視しておきましょう。
あと残りの人は、コツを掴んだ上でうまくなります。
キャリアコンサルタント面接試験で合格基準を突破する人たちの特徴を解説していきますね!
【キャリアコンサルタント試験】面接で合格基準を軽々突破する人の特徴
では、私が考えるキャリコン実技面接試験で合格基準を、軽々突破できる人の特徴を4つ紹介したいと思います!
- どっしりと焦らずに対応できる
- 感度が高い、悩んでいる原因を掴むことがうまい
- 整理能力が高い
- 言葉が的確で、豊富
1)どっしりと焦らずに対応できる
これは、その人自体の雰囲気によるところも大きいのですが、聴き方に安心感がある、自分に自信があるって感じです。
これまでに数々の修羅場をくぐってきた人や豊富な経験があるかたは、自分に自信があるんですよね。
「何でも話してくださいね」というオーラが漂っています。
「うまくやらないといけない」「緊張する」とか、自分のことばっかり考えている人は、どうしてもその空気感がでちゃいます。
そうすると、それがクライエントさんに伝わってしまい、うまく信頼関係構築ができなくなったり。
アイコンタクト、「マ」の取り方でカバーする
最初から、上記のような雰囲気を作れればいいのですが、なかなか難しいですよね。
ただ、ある程度はスキルによってカバーできます。
それが、アイコンタクト、「マ」の取り方とかですね。
このあたりについては、下記記事でご確認ください。
もちろん、自然と自信がみなぎっている人と比べると、物足りなさは残りますが、それでもかなり雰囲気を改善できますので!
ぜひ、アイコンタクト、「マ」を操って堂々とした雰囲気で焦らずに対応してくださいね!
2)感度が高い、悩んでいる原因を掴むことがうまい
次に「こころの動き」を感じるチカラが強いということ。
私は、こういう人たちのことを「感度が高い」と言ってるのですが「こんな気持ちになっているんだなー」ということを察する。
そして、こんな言葉がけをしてあげれば、きっとしんどい気持ちが軽減されるのではないかということがわかるのです。
このあたりは感情反映のところでも触れていますので、よければご確認くださいね。
こういうことを話したいということがわかる
感度が高いというのは、気持ちを敏感に察することができるだけでなく、クライエントさんが一番訴えたいことを感じ取る能力も高いということです。
いわゆる、主訴、それに伴う原因をグッと掴むことがうまいのです。
一度、そこを掴むとそこを中心に話を展開できる。
どんどん、その問題を解決するための情報を、気持ちに寄り添いながら集めることができるのです。
うまく自己開示してもらえるように関われるんですよね。
3)整理能力が高い
3つめは、整理能力が高いこと。
クライエントさんによっては、話があっちこっちに行ってしまい、何を話しているのかよくわからないケースもあります。
そのときに、ちゃんと聞き取って、補足説明もしながら「整理」してあげることができる。
「選択肢としては、AとBとCがあって・・・、その時のメリットとデメリットはこういうことですね」ということを、都度伝えていくチカラ。
クライエントさんは、いろいろなことを1人で考えているうちに頭の中が混乱してしまうのです。
4)言葉が的確で、豊富
最後は、「言葉」ですね。
キャリアコンサルタントは「言葉」を扱う職業です!
ここについては、別記事で書きましたので、ぜひ確認してくださいね。
言い換えが上手
やっぱり、「言い換え」が上手いですね。
クライエントさんの言葉をそのまま繰り返すよりも、おそらくクライエントさんはこういうことを言って欲しいのだろうなということを、絶妙の「言葉」でそっと伝えてあげることができる。
感度の高さ、語彙力ともに要求されますね。
軽々と合格される人は、まずこの能力に長けていることは間違いありません。
質問がわかりやすい
さらに、関わり合いの質問、自己洞察の質問がわかりやすい。
- 答えやすい質問
- 考えてもらうための質問
こういった、情報や考え、価値観、気持ちを聴きだすのが、すごい上手いんですよね。
合格点に届かない人は、質問が思い浮かんでいないのに、しゃべりながら適当な思いつきの質問をすることが多々あります。
そんな質問をしたいわけでもないのに、口が勝手にしゃべって止められない感じですね。
質問の技術については、ひとまずは「オープンクエッション」と「クローズドクエッション」を押さえておきましょう!
スキル、雰囲気を身につける方法は?
では、これからのスキル、雰囲気を身につけるためにはどうすればいいのでしょうか。
簡単に方法を3つ紹介しておきますね。
- 聴き方がうまい人のモデリングする
- 言語能力を高める
- 的確なフィードバックをもらう
1)聴き方がうまい人のモデリングする
一番効果が高いのは「モデリング」です!
「この人の話し方、聴き方が好き」という人を見つけて、マネしましょう。
まずは、身近なひとを見つけることが最優先です。
毎日接する人であれば、観察すればある程度、マネすることはできると思います。
また、長年の付き合いのある人であれば、思い出しながらその人になり切ってみましょう。
そんなことをしたら個性がなくなる、という心配は不要です!
どっちみち全部マネすることはできませんし、一番の自分の個性は残りますので。
次に、TVであなたが好きな雰囲気の人をマネること。
- どんな振る舞い方をすれば、どっしりと落ち着きのある雰囲気になるのか。
- どんな関わり合いをすれば安心感をもってもらうことができるのか。
こういった観点で、研究して取り入れてみましょう!
2)言語能力を高める
これは、先ほどお伝えしたとおりです。
キャリコンサルタントは、「言葉」を扱う職業なので、なるべく多くの「言葉」に触れましょう。
できれば、「言語化」することが必須。
声を出してください。
聴き役も大事なのですが、言語能力を高めるためには「しゃべる」訓練をすること。
なので、あなたが「しゃべり続けてもOK」な人に話を聴いてもらってくださいね!
3)的確なフィードバックをもらう
最後は、面接ロープレ練習において、的確なフィードバックをもらうこと。
むやみに練習を積んでも、自分の弱点、課題がわかりません。
- 面接ロープレの進め方のどこが悪いのか。
- どうすればもっとうまく展開することができるのか。
間違った方法や視野のせまい方法しか知らないと、実務ではまったく通用しません。
システマティックアプローチにしても、経験代謝にしても「弱点」はあります。
これを補うような真逆の方法などもあるのです。
こういったことも知ったうえで、都度、クライエントさんに一番あった方法を選んで対応できるようになっていきましょうね!
以上、【キャリアコンサルタント試験】面接で合格基準を軽々突破する人の特徴について、解説してきました。ぜひ、参考にしてくださいね。
多田塾有料会員 最高峰の教材コンテンツ!
多田塾では出来る範囲で有用な情報を無料提供させて頂いておりますが、さらに「効果的かつ効率的」に勉強を進めていきたい方。「絶対に一発合格したい方」「合格後も資格を有効活用していきたい方」を対象に、2つの有料会員コースをご用意しております。
- 学科集中コース(学科合格に必要なものをすべて提供)
- 研究施設コース(学科合格教材すべて+実技合格教材+対人支援プロ養成教材)
コメント